居心地の良い暮らしとは、ただ快適な家具があることではなく、家全体が持つあたたかさや安らぎ、そしてそれを感じることができる環境を作り出すことです。
このコラムでは、そんな『居心地の良い暮らし』をテーマにして、
建築で居心地の良い雰囲気を作るのではなく、インテリアなどで、一人ひとりが自分らしい居心地の良い空間を作るためのヒントをいくつかご紹介します。
自然の素材を取り入れる
居心地の良い空間作りの第一歩として、木材や石材、塗り壁などの自然素材を取り入れてみましょう。(いきなり建築での提案でした。)
自然素材は見た目にも美しく、触れることで心地よい感覚を覚えることがあります。
また、自然素材は時間が経つにつれて味わい深く変化していきます。
たとえば、木材は時間とともに色が深くなり、より温かみを感じさせてくれることでしょう。
木材についたキズ、石材の欠けなどもそれぞれの家の唯一無二の味と、思い出と感じることもできるでしょう。
色彩で心地よさを演出する
色は、人の心理に大きく影響を与えます。
居心地の良い空間を作りたいなら、あたたかみのある色を選ぶと良いでしょう。
淡いベージュや柔らかなグリーン、地球の大地や植物などの自然を感じるアースカラー、あたたかみのある木材の色などがおすすめです。
これらの色は落ち着きを与えてくれるため、リラックスできる空間になります。
照明を工夫してみる
照明ひとつで部屋の印象は大きく変わります。
可能であれば、自然光がたくさん入る設計を心がけると良いでしょう。
また、人工的な照明を使用する場合は、明るすぎず、暗すぎない、ソフトな光を選ぶことが大切です。
照明器具の種類はいろいろありますが、直接光ではなく、間接照明を取り入れることで、より心地の良い空間を作り出すことができます。
植物を置く
植物は空間に生命を吹き込み、居心地の良さを増します。
緑の植物は、空間をきれいにするだけでなく、見ているだけで心が落ち着きます。
また、植物の世話をすることで日々の生活に小さな楽しみが生まれることでしょう。
パキラ、サンスベリア、モンステラ、フィカスウンベラーヌなどがお世話がしやすく、緑が鮮やかなので部屋にひとつあるだけで雰囲気がよくなると思います。
キャンドルを付ける
キャンドルは、単なる照明源を超えた存在です。
柔らかな光は、空間に落ち着きを与え、時間を忘れさせて私たちの心を和ませてくれます。
人は火の揺らめきを見ているだけで心が休まるそうです。
また、様々な香りのアロマがあり、香りによって影響される効果も変わるそうです。
思い出や好きな物を飾る
最後に、居心地の良い空間を作る上で重要なのは、自分自身を反映させることです。
旅行で集めた思い出の品や好きなアーティストのポスターなど自分らしさを感じるアイテムで部屋を飾ることで、より自分の居場所としての価値を高めることができます。
居心地の良い暮らしを実現するためには、自分自身と向き合い、自分が心からリラックスできる環境を作りだすことが大切です。
私たちは、お客様と誠心誠意向き合ってそれぞれのご家庭に合わせた『居心地の良い暮らし』を提供することに生きがいを感じています。
インテリアにもこだわって、ずっとお客様と寄り添って、居心地の良い空間を作れたらな、と思います。
本コラムがあなたの居心地の良い空間作りの一助となれば幸いです。